布田葉太郎 展示「廻る膳/欠けていく猫」
銀座 蔦屋書店
Art
銀座 蔦屋書店は、アーティスト 布田葉太郎 展示「廻る膳/欠けていく猫」を2024年10月26日(土) ~ 2024年11月15日(金)の期間で銀座 蔦屋書店 スターバックス前平台で開催します。
布田葉太郎は絵画によって私たちの詩的な、直感的な感覚を呼び起こすかのような絵画体験を提示します。
猫やカラスといった身近にある事柄をモチーフに選ぶ布田は、制作においてそれらが持っている造形をわずかに崩し、まるで輪郭を溶かすように緩やかに抽象化させ画面をつくっていきます。
その具象と抽象を同居させること、また絵肌が隆起するほどにメディウムを盛り上げることにより、作品は本人曰く「絵自体が生きているよう感じる」と話すように自由な絵画空間へ鑑賞者を誘います。
そうした流動的な解釈を促す絵画空間の設計は、熊谷守一や日本絵画にしばしば見られる、余白の多さ、奥行きのない遠近感や戯画的なまでにデフォルメされた具象性といった絵画感覚にも通じるものと言えるでしょう。
「黄の身」, H440 × W600 × D64 mm, 油絵具、帆布、金具、木材、水性塗料、接着剤, 2024
[展示に寄せて]
ちょこんと盛り付けられた膳と、箱にすっぽりと収まる猫の姿が重なる。
ぎゅっと生命が凝縮された質感を前に、人は無力だった。
きっと何ごとも、くるくると慎ましく廻っていく。だんだんと欠けるように眠っていく。
[アーティストプロフィール]
布田葉太郎 / YotaroFuda
1996 千葉県生まれ
2019 東京藝術大学絵画科油画専攻卒業
■主な展示歴
【個展】
2024 個展「廻る膳/欠けていく猫」 銀座蔦屋書店, 東京
2022 個展「猫とクオリア」ASTER, 石川
2019 個展「猫とトポロジー」 Bambinart Gallery, 東京
【グループ展】
2023
・「次風景 Post landscap」 ASTER, 石川
・「grid2」 biscuit gallery, 東京
2022
・「Post imagine ポストイマジン」 ASTER, 石川
・「CROSSROADS」 WHAT CAFE, 東京
・「grid」 biscuit gallery, 東京
・2人展「最終観測者、?」 biscuit gallery, 東京
[作家ステートメント]
猫のように伸ばしたり。丸めたり。溶かしたり。
油絵具を使ってそんなふうな戯画を制作している。
布田葉太郎
[展示詳細]
布田葉太郎 展示「廻る膳/欠けていく猫」
会期:2024年10月26日(土) - 11月15日(金) ※終了日は変更になる場合があります。
時間:10:30~21:00
場所:銀座 蔦屋書店 スターバックス前平台
主催:銀座 蔦屋書店
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp