渡辺愛子 展示「明日に見る景色のはじまり」
銀座 蔦屋書店
Art
銀座 蔦屋書店は、アーティスト、渡辺愛子の展示「明日に見る景色のはじまり」を2024年11月2日(土) ~ 11月22日(金)までの期間で銀座 蔦屋書店インフォメーションカウンター前にて開催いたします。是非ご高覧ください。
[アーティストステートメント]
<ジャングルと犬について>
ジャングルと犬をテーマにした作品は幾つかシリーズで描いているものの一つで、人知の及ばない自然への畏敬の想いをテーマに描いています。私は幼少期、とても自然豊かな所に住んでいました。夏は緑が鬱蒼と生い茂り、冬は景色が全て白色に覆い尽くされるほど雪が降ります。近年、人類を襲ったパンデミックや自然がもたらす災害に脅威を感じざるを得ません。小さい頃、慣れ親しんだ野原や草花といった自然の美しさと自然の圧倒的な力に対する人間の非力さを思いながら絵を描いています。
画面の中を徘徊する犬は私自身かも知れないし、この絵を見ている人かも知れないし、もしくは全く関係のない傍観者かも知れません。犬は何かを探して画面の中をウロウロしています。明日への希望へ繋がる何かが見つかることを期待しています。反面、所詮飼い慣らされた犬ですから、この緑生い茂る庭から外へ出ることは永遠に出来ないかも知れません。
<風景画について>
山の麓の海辺にある村を描きました。私は絵の中を歩いていけるような作品を目指しています。実際にその場に行き、自分自身の目で見て、スケッチをとり、家に帰ってさらにデッサンを起こし、キャンバスに向かいます。インターネットが発達した世界で簡単に世界中どこの風景も瞬時に見ることが出来ます。しかし、私は実際にその場を歩き、見て確かめたいのです。そしてスケッチを起こし、作品制作をすることをとても大切にしています。
絵は誰かのために日常を彩り、美しく楽しいものであるべきだと考えています。そのような作品が作れるよう、毎日精進を重ね、制作に励んでいこうと思っています。
渡辺愛子
[アーティストプロフィール]
渡辺 愛子 / Aiko Watanabe
1978年 広島生まれ 神奈川県在住
2001年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業
2002-2004年 カールスルーエ造形美術大学絵画科素描コース在学(ドイツ)
■個展
2000年 KEY Gallery&青樺画廊(東京)
2004年 ボン福音派教会(ボン、ドイツ)[’15年]
2010年 ギャラリーなつかb.p.(東京)[’11年]
2012年 ギャラリーなつか(東京)[’16年、’21年、’24年]
2024年 上野の森美術館ギャラリー(東京)
■グループ展
2012年 「第48回神奈川県美術展」神奈川県民ホールギャラリー(神奈川)
2014年 「Round 2014」ギャラリーなつか(東京)
2018年 「Open Studio 2018」Art Factory 城南島 / 元麻布ギャラリー(東京)
2019年 「第37回上野の森美術館大賞展」上野の森美術館(東京)「Open Studio 2019」Art Factory 城南島(東京)「View’s view」ギャラリーなつか(東京)
2020年 「第38回上野の森美術館大賞展」上野の森美術館(東京)
2021年 「植物区」ギャラリーなつか(東京)
2022年 「ハルノ ノハラ」ギャラリーなつか(東京)
2023年 「第40回上野の森美術館大賞展入賞者展」上野の森美術館ギャラリー(東京)
2024年 「ART SESSION 」銀座蔦屋書店(東京)
■受賞
2014年 「第10回世界絵画大賞展」名村大成堂賞 東京都美術館(東京)
2017年 「第4回 宮本三郎記念デッサン大賞展」荒井良二賞 小松市立宮本三郎美術館(石川) / 世田谷美術館分館宮本三郎記念美術館(東京)
2022年 「第40回上野の森美術館大賞展」絵画大賞 上野の森美術館(東京)
2024年 「第26回雪梁舎フィレンツェ賞展」フィレンツェ大賞 雪梁舎美術館(新潟) / 東京都美術館(東京)
■収蔵
上野の森美術館(東京)
雪梁舎美術館(新潟)
[展示詳細]
渡辺愛子 展示「明日に見る景色のはじまり」
会期:2024年11月2日(土) - 11月22日(金) ※終了日は変更になる場合があります。
時間:10:30 ~ 21:00
場所:銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前
主催:銀座 蔦屋書店
協力:ALPHA ET OMEGA
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp