山本タカト『綵色画帖』出版記念展
銀座 蔦屋書店
Art
銀座 蔦屋書店は、2024年10月28日(月)発売の山本タカト作品集『綵色画帖』(芸術新聞社刊)の刊行を記念し、店内アートブックフロアにて2024年11月8日(金) 〜 12月7日(土)の期間に出版記念展を開催いたします。
[展示概要と新刊について]
山本タカトは、19世紀末美術や浮世絵の影響のもとに、日本画調のフラットで繊細なタッチを融合させた独特の技法で「平成耽美主義」様式と銘打って、美少年・美少女たちの幻想耽美を描いてきました。書籍や劇場用パンフレットの装丁画、挿絵に起用されるほか、画集発刊や個展などで、オリジナルの作品を発表するなど、意欲的な活動を続けています。
その制作過程は独特で、まず、おおまかなラフを描き、ラフをもとに下絵を起こします。次に下絵の紙の裏側全面を鉛筆で塗り、下絵と本番用の紙を重ねて下絵の線をなぞり、本番の紙になぞった線を転写させます。そして本番では、面相筆とペンで線を描き、リキテックスの絵の具で色塗りをして完成させます。結果として、作品1点を制作するために4回描いています。
新刊『綵色画帖』は、こうした行程を少しだけ体験することができる1冊です。すでに描かれた下絵をなぞり、そのあとは本画と全く同じように塗っても良し、自由に塗っても良し。あなただけの作品を完成させてください。
なお本展では、キャンバスに描かれた本画や下絵 (新作を含む)の展示・販売を予定しております。山本タカトの創作世界を存分にお楽しみください。
[書籍情報]
『綵色画帖』
著:山本タカト
判型:A4変型判
頁数:144p
定価:3,630円(税込)
発刊:2024年10月28日(月)
ISBN:978-4-87586-711-1
[サイン会について]
本展の開催を記念して、2024年11月9日(土)17時より展示会場にてサイン会を開催します。イベント参加券をご購入いただいたお客様に、サイン入書籍へ作家自らお名前入れいたします。
日時|2024年11月9日(土) 17:00 ~ 18:30
※イベント中に15分ほど作家様の休憩時間が入ります。予めご了承ください。
定員|100名
会場|銀座 蔦屋書店 アートブックフロア
お申込み方法・詳細は特設ページをご覧ください。
[アーティストプロフィール]
山本タカト (やまもと たかと)
1960年秋田生まれ。
東京造形大学絵画科卒業。
80年代は主に企業広告のイラストレーションを手がける。90年代初頭から、19世紀末美術や浮世絵の影響のもとに、小説の挿絵を描き出す。その傍ら「平成耽美主義」と銘打って、幻想耽美なオリジナル作品を制作。以降、『緋色のマニエラ』『殉教者のためのディヴェルティメント』など多数の画集発行(editions treville刊)、『幻色のぞき窓』『山羊のいる庭で』『吸血鬼の匣』「髑髏の匣』(芸術新聞社刊)。表紙絵・挿絵の制作、個展の開催など、意欲的な活動をつづける。国際浮世絵学会会員。
[フェア詳細]
山本タカト『綵色画帖』出版記念展
会期:2024年11月8日(金) - 12月7日(土)※終了日は変更になる場合があります。
時間:10:30 ~ 21:00
場所:銀座 蔦屋書店 アートブックフロア
主催:銀座 蔦屋書店
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp