木工作家・嘉手納重広の個展を開催中
CIBONE CASE
Events
CASE:81 Carpenter's Workshop 2026 Shigehiro Kadena
会期:4月19日(日)まで
CIBONE CASEにて、木工作家嘉手納重広(かでな しげひろ)の個展を開催しております。
自らの手で木を削るという身体的な行為と、その手を離れ、作用する自然科学「磁力」。
嘉手納の作品の魅力は、削り出された木の形態と、目に見えない磁力が生み出す均衡、この相反する二つの力の関係の中から生まれる、その意外性によって立ち上がる彫刻性に他なりません。

CIBONEでの開催は今回で8回目となります。
変わらず展示を重ねるたびに見えてくるのは、彼の作品が単なる造形に留まらず、「作る」という行為そのものへの思考や葛藤に向き合い続ける作り手の手を映し出しているということです。その行為を探り続ける試みが、作品として更新され続けています。
いま彼が生み出す作品は、世界を見渡しても稀有な存在と言えるでしょう。美しいもの、ユニークなもの、そして受け手へと委ねられる余白。出会った当初から語ってきたその姿勢を損なうことなく、作品は今もなお成長と挑戦を続けています。
昨年に続き、個展のタイトルを「Carpenter's WorkShop」としたのは、彼の工房においては完成された造形を生産するのではなく、作るという行為そのものが立ち上がる場所であるから。
思考と試行の往復の中で生まれる形。その過程に宿る熱が、静かに作品として現れています。
ぜひご覧ください。
<作家プロフィール>
嘉手納重広|Shigehiro Kadena
沖縄県生まれ。23歳で木工に触れ、今に至る。
現在は東京を拠点に活動を行い、ギャラリーを中心に各地で個展を開催。
2026.04.17 UP

