Winter 「DRY」
Show Window
「うま味」調味に特別な重要性をおく日本の食文化に欠かせない出汁(だし)は乾物からの恵みです。食材を干して乾燥させることは、長期保存を可能にするだけでなく、旨味成分や栄養価を高めることもできます。
昆布にはグルタミン酸やアスパラギン酸、鰹節、煮干しにはイノシン酸、干し椎茸には同じくグアニル酸が多く含まれ、それらの組み合わせによってより深く豊かな香りと味わいが引き出されます。「干す」技術と廻船による物流によって、南北に長く、四季を持つ日本の自然の中での旨味の探求が可能となり、 昆布は北の海から、鰹節は南の海から、椎茸は山から、 日本の独特の食文化の豊かさを培ってきました。
そんな「干す食の知恵」の素晴らしさに感化され、目でも日本食を味わっていただきたいと思い、乾物を用いてウィンドウに表現しました。
アートディレクター 佐藤寧子
フロア: B2F
開催場所: ショーウィンドウ
開催期間: 2019.12.26- 2020.02.24
終了しました
2020.01.06 UP