04.24
LOUNGE SIXを手掛けた、現代美術作家 杉本博司氏が構想から20年の歳月をかけて建造した「江之浦測候所」をご存じでしょうか。
急峻な箱根外輪山を背に相模湾に臨む小田原市江之浦。類い稀なる景観を保持し、四季折々の変化を肌で感じることができるこの地の風景は
杉本博司氏が「人としての最初の記憶」と語るものであり、そこに建つ「江之浦測候所」は杉本博司氏の集大成ともいわれています。
(c)Odawara Art Foundation
海、自然、天空を展望する9496平米の屋外建造群は、敷地自体が壮大なるランドスケープ。
この度、GINZA SIX VIP会員の皆様のために特別に貸し切り、
杉本博司氏ご本人を招いてこの地への想いや、近年のプロジェクトについてお話しいただくCREATIVE SALONを開催します。
日常を離れ、第六感を刺激する“満たされた体験”をぜひご体感いただきたいと思います。
(c)Odawara Art Foundation
小田原文化財団
設立者 杉本博司
<予定>
13:15 JR東海道本線 根府川駅集合
マイクロバスにて、江之浦測候所へ
13:30 小田原文化財団による施設ご案内ツアー
15:30 杉本博司氏×橋本麻里氏 トーク
16:40 レセプション
18:00頃 根府川駅解散
<<必ず事前にご確認のうえ、ご応募いただきますようお願いいたします。>>
・当日は現地最寄り駅集合・解散となります。集合場所までの交通費及び解散後の交通費は、お客様のご負担となります。
根府川駅~施設間の往復はマイクロバスをご用意しております。
・小田原周辺道路は非常に混雑しております。到着時刻の予想がつきにくいため、お車でのご来場はご遠慮いただき、公共交通機関をご利用くださいませ。
遅刻の際は、定刻通りに開始させていただきます。
・施設内は舗装されていない山道などがございます。スニーカーなど歩きやすい靴、動きやすい服装でお越しください。高いヒールは避けてくださいませ。
・昼食は各位にてお済ませの上、ご参加ください。また、トークイベント後にシャンパンほかドリンクと、フィンガーフードをご用意しております。
・雨天決行。荒天の場合中止。イベント専用メールアドレスよりご連絡いたします。
杉本 博司/Hiroshi Sugimoto
Photo by Masatomo Moriyama
1948年東京生まれ。1974年よりニューヨーク在住。活動分野は写真、建築、造園、彫刻、執筆、古美術蒐集、舞台芸術、書、作陶、料理と多岐にわたり、世界のアートシーンにおいて地位を確立してきた。
作品は、メトロポリタン美術館(NY)やポンピドゥセンター(パリ)など世界有数の美術館に収蔵。代表作に『海景』、『劇場』、『建築』シリーズなど。
2008年に建築設計事務所「新素材研究所」を設立、MOA美術館改装(2017)などを手掛ける。2009年に公益財団法人小田原文化財団を設立。2017年10月には文化施設「小田原文化財団 江之浦測候所」をオープン。2019年秋には演出を手掛けた『At the Hawk’s Well(鷹の井戸)』をパリ・オペラ座にて上演。
1988年毎日芸術賞、2001年ハッセルブラッド国際写真賞、2009年高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)受賞。2010年秋の紫綬褒章受章。2013年フランス芸術文化勲章オフィシエ受勲。2017年文化功労者。2023年日本芸術院会員に選出。
橋本 麻里/Mari Hashimoto
日本美術を主な領域とするエディター。金沢工業大学客員教授。
新聞、雑誌等への寄稿のほか、美術番組での解説、展覧会キュレーション、コンサルティングなど活動は多岐にわたる。
近著に『かざる日本』(岩波書店)ほか、『美術でたどる日本の歴史』全3巻(汐文社)、『京都で日本美術をみる[京都国立博物館]』(集英社クリエイティブ)、共著に『世界を変えた書物』(小学館)、編著に『日本美術全集』第20巻(小学館)など多数。この春、2025年開館予定の江之浦測候所内「甘橘山美術館」準備室室長に就任。