07.24
GINZA SIXの吹き抜けを飾る巨大作品≪BIG CAT BANG≫(ヤノベケンジ2024)。その背景にあるストーリーとディテールを読み解く企画展が、青山・岡本太郎記念館で開催されています。
2024年 夏のCREATIVE SALONは、この岡本太郎記念館に皆様をお招きし、現代美術作家 ヤノベケンジ氏と記念館館長である平野暁臣氏とともにお届けしてまいります。
1970年に開催された大阪万博。大阪で育ったヤノベケンジは、幼少期に「廃墟化した万博」を体験し、その中にそびえ立つ岡本太郎の「太陽の塔」は、彼にとってクリエイションの起点となりました。
本CREATIVE SALONでは、大阪万博で岡本太郎が創設した現代芸術研究所を主宰し、“空間メディア”の領域で多彩なプロデュース活動を行う平野暁臣氏を対談相手に、岡本太郎の創作活動についてや、彼の創作遺伝子を受け継いだヤノベケンジのアートの源流を紐解いてまいります。
すでに企画展をご覧いただいた方も、まだこれからの方も、この夏は爆発する芸術をぜひご体感ください。
1965年、大阪生まれ。1990年代初頭より、「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに機能性を持つ大型機械彫刻を制作。
ユーモラスな形態に社会的メッセージを込めた作品群は国内外から評価が高い。2017年、「船乗り猫」をモチーフにした、旅の守り神「SHIP’S CAT」シリーズを制作開始。2022年に開館した大阪中之島美術館のシンボルとして「SHIP’S CAT(Muse)」(2021)が恒久設置される。
大阪万博で岡本太郎が創設した現代芸術研究所を主宰し、イベントやディスプレイなど“空間メディア”の領域で多彩なプロデュース活動を行う。主な仕事に「リスボン万博日本館」「六本木ヒルズアリーナ」「川崎市岡本太郎美術館」「ジャナドリヤ祭日本館」「ダボス会議ジャパンナイト」ほか。また、2005年に岡本太郎記念館館長に就任し、「明日の神話再生プロジェクト」「岡本太郎生誕100年事業」「太陽の塔再生プロジェクト」の総合プロデューサーを務めた。