BREITLING|Greetings From Overseas
“仲間”に出会える場所に育ってほしい
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[GINZA SIXとのはじまりの言葉]
写真/GINZA SIX店ではワクワクする空間に約150本の時計が並ぶ。カジュアルで開放的な雰囲気も魅力。
1940年代から60年代の
アーカイブをヒントに再構築
気の合う遊び仲間の、趣味のガレージを訪ねたような興奮と高揚感。今年3月、GINZA SIX5Fにオープンした「BREITLING BOUT IQUE TOKYO」は、ラグジュアリーとカジュアルを両立するブランドを象徴するようなスペースとなっている。
「ショップ内はAIR、LAND、SEAというブライトリングが得意とする3つのカテゴリーにわかれていますが、ここに来ればブランドを愛するスクワッド(仲間)に会える、そういう場所だと感じてもらえればと思っています」
2017年にブランドの最高マーケティング責任者(CMO)に就任したティム・セイラー氏はブランドイメージの改革に尽力してきた。
「長年続いてきたブランドに新たなエネルギーを注入するというのが私の役割でした。そこで1884年の創設時までさかのぼり、見つめ直したところ、特に1940年代から60年代にかけて魅力的なアーカイブがたくさんありました。その時代の時計作りからヒントを得て、再構築しようというのが、この数年私たちがやってきたことだといえるでしょう」
だが、BREITLINGの時計を見ても、何かが大きく変わったという印象は受けない。質実剛健でありながらモダンでスタイリッシュ。BREITLINGはずっとそんな時計を作り続けていると思っていたが……。
写真/ティム氏が愛用する一本は、彼自身がデザインに関わり完売した“スーパーオーシャン ヘリテージ’57 リミテッドエディションⅡ”。「カラフルで楽しいデザインが気に入っています」。
「そのように感じてもらえるのはうれしいことです。私たちはより本質的で、BREITLINGらしい時計作りを目指しました。だから実はかなり多くの部分でデザインを変えているのですが、BREITLINGというブランドや腕時計の印象は変わっていない。従来のコアなファンの期待に応えつつ、新しいファンを開拓しようとしているのです」
新規ファンを獲得するために意識したのは、クラシカルでエレガントなデザイン。
「クレイジーな価格ではないけれど、機能性とともに品のある時計。特に女性用の時計は強くそれを意識しています。GINZA SIXは、今までBREITLINGに触れてこなかった女性たちも多く訪れる場所。そういう方々にブランドの魅力を知ってもらえるとうれしいですね」
Tim Sayler
ティム・セイラー/ドイツ出身。P&G、オーデマ・ピゲを経て2017年から現職。アーカイブを見直し、ブランドの魅力を再構築、再発信することで全世界の売上に貢献。サステナビリティの実現にも注力する。なお、今回の撮影は来日時のGINZA SIXの店内で行われた。
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PRODUCT PICK
上はブランドを代表する“ナビタイマー B01クロノグラフ41 ジャパン・エディション”(¥1,232, 000)。下は女性モデル“クロノマットオートマチック36”(¥1,182,500)/ブライトリング ブティック トウキョウ(5F)
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Edit: Yuka Okada(81)
Photos: Michika Mochizuki
Text: Kosuke Kawakami
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