
玉川堂 × 江戸切子 職人在店10/19(日)のお知らせ
玉川堂
Lifestyle
天保五年(1834年)、江戸は大伝馬町のガラス問屋にて製作が始まったとされる江戸切子。長崎から入るガラス製品を参考に研究が重ねられ、やがて黒船来航時、ペリー定款への献上品としても評価を得ます。が、当時は市民にとっても貴重品。現在のような多彩な姿で我々の生活に溶け込むには、文明開花を通しました。
明治九年(1876年)、アイスクリームやジャムなどと共に洋食器が日本に広まっていく中、国はガラスの産業化を目指し、品川へ製造所を整えます。英国から四人の技術者を招き、十数人の職人が師事。特に、指導者のボヘミア地方(現在のチェコ)にルーツを持つ彼の指導を手本に、日本の代表的な和柄である麻の葉模様や七宝文などを取り組み、この国ながらのデザインを作り上げたのです。和洋のデザインの巧みさに融合された美しさは人々を魅了し、大正の頃には、日用品としての地位を確立していきます。
《職人在店のお知らせ》
門脇硝子加工所より、伝統工芸士門脇裕二さんをお迎えいたします。江戸切子についてのご解説、職人の視点ならではのお話をお聴きいただけます。お気軽に足をお運びください。
日時:10月19日(日) 12:00~18:00 *実演はございません。
*不明な点がございましたら、お気軽に店舗までお問い合わせください。
門脇硝子加工所 www.kadowakiglass.com