GINZA SIX EDITORS
ファッション、ジュエリー&ウォッチ、ライフスタイル、ビューティ、フード…。各ジャンルに精通する個性豊かなエディターたちが、GINZA SIXをぶらぶらと歩いて見つけた楽しみ方を綴ります。
大人の美的遊園地で贅沢にボディを磨く A Luxurious Refinement of the Body in a Beauty Theme Park for Grown-Ups
入江 信子
暑い! 暑すぎます! 連日の暑さ&冷房、紫外線etc.で体には相当なダメージが。もともと肌はもちろん、体の中まで錆びついてきているお年頃。この気候は堪えるのです。「だからこそ、ボディもきちんとお手入れしなければ」と思いつつ、暑さゆえついつい疎かに……。
そんなときは、思い切ってプロの手でメンテナンス! というわけで、GINZA SIXにやって来ました。ラグジュアリーな雰囲気の中、一気にボディをピカピカにしてしまおうという作戦です。
はじめにフットケアをしに、トータルビューティサロンの「uka」へ。毎日、紫外線を浴びて乾燥するせいか、かかとも爪まわりもカサカサ。ビューティ業界の端くれにいる者として、これはマズい事態!
と、お店に入って、ふと見ると、目に飛び込んできたのが6色の赤のネイルたち。そのグラデーションの美しいこと。ピュアな赤、オレンジがかった赤、ボルドー系の深い赤……。赤ってこんなにいろんなトーン、ありましたっけ? 6色もあれば、絶対にワタクシ好み、そしてワタクシに似合う赤があるというものです。
このネイル、シリーズ名が「uka red study 1」(全6色 各2,200円 ※以下全て税抜価格)。ネイルの基本色であり、「女性なら1本は持っておきたい“赤”について学んでほしい」という気持ちからつけられた、しゃれたネーミングなのです。どの色が似合うか、今の気分かを考えながら、色選びする私、超絶真剣です。
で、結果、選んだ色が王道の「1/1」。クリアで混じりけがなく、エレガントな “赤の女王様”です。奥の方には、入口で見たときにはわからなかった、ゆったりネイルスペース。ここで足のケアとペディキュアをしていただきます(フット スタンダードコース 60分7,000円、マニキュア カラーリング 1,000円)。フットシャンプー、足の角質ケア、爪のケア、さらにマニキュアと、どんどん透明感を増していく私のおみ足。
はい、できましたよ! 赤のネイルがベージュのサンダルに映えて、我ながらキレイ。今回は足の爪に塗りましたが、もちろん、手の爪に塗っても女としてのランクがぐっと上がるというもの(注・当社比)。自分で塗るにはハードルが高いのが“赤”という色だけど、実際に家で試してみたら、かなりの塗りやすさ。今度は他の色にも挑戦してみようっと。
さて、お次は「パンピューリ」へ。タイ発のブランド、パンピューリは、厳選した植物原料を使ったナチュラルなコスメで有名。今日はサロンスペースの「パンピューリ オアシス」でトリートメントをしていただきます。
「毎日の原稿書きでたまった疲れをほぐすぞ!」と意気込んで選んだメニューは、人気の「インドシン エナジャイジング マッサージ」(90分 17,000円)。最初にマッサージに使うオイルをセレクトします。3種類から、レモングラス、マンダリン、ベルガモットがブレンドされた「インドシン」を選択。清々しい香りを嗅ぐだけで、すでにぐったりモードから復活モード。
そしていよいよ施術へ。こちらのマッサージは、“流す”と“ほぐす”のいいとこどりな感じ。要所要所にツボ押しが入っているので、疲れた体に満足度高し、です。またタイのブランドというだけあって、タイ式のもみほぐしやストレッチが入るのもいい! 背中にセラピストの方が乗って、体重をかけてグイグイ。さらには胸や背中をそらすストレッチ。ああ、固まった体が柔らかくなっていく〜。オイルで全身をマッサージされ、ヘッドマッサージで完了。どんよりしていた体がスキッと目覚めて、完全に生き返りました!
施術で使ったオイルの香りが気に入ったのでお土産に。これできっとお家でもスパ気分に浸れるはず。(写真左から:インドシン STH ハンド&ネイルクリーム75ml 3,600円、同 マッサージ&ボディオイル 200ml 5,800円)
足とボディがすっきり整ったら、最後にキレイのダメ押し、フレグランスで仕上げましょう。訪れたのは「ディプティック」。モダンでアーティスティックな香りで知られるパリのブランドです。
ズラリと並ぶ香りを前に、テンションはマックス。が、しかし、いったいどれを選べばいいのか……。ご心配なく、ショップスタッフが親切にアドバイスしてくれますから。
しかも今回は、ちょっと大人っぽいつけ方を教えていただきました。それはレイヤード(重ねづけ)。とはいえ、2つの香りをオンするなんて、むずかしくない!? サブマネージャーの阿部友昭さんによると「レイヤードすると、奥行きある香り立ちが味わえます。ウッディなど深みのある香りとさりげないフローラルを重ねれば、初めての人でもトライしやすいですよ」
最終的に気に入ったのがこの2つ。1つが「オー デ サンス」。オレンジフラワーやジュニパーベリーを含む香りは、まさに“大人の爽やかさ”。もう1つが「フルール ドゥ ポー」。アイリスやムスクが中心の香りで、ひと嗅ぎした瞬間、お、色っぽい。で、重ねると、不思議や不思議、フレッシュだった「オー デ サンス」が甘さと艶っぽさをまとうではありませんか!
たとえば夏は「オー デ サンス」を単品で使って、秋になったら「フルール ドゥ ポー」を重ねたり、重ねづけで昼→夜にチェンジしたりと、いろんな楽しみ方ができそう。これをきっかけに香り遊びに目覚めてしまう予感がひしひし。(写真左から:オー デ サンス オードトワレ 100ml 16,000円、フルール ドゥ ポー オードパルファン 75ml 19,000円)
ブティックでしか手に入らない限定品を集めたスペースもあって、「ル バザール デュ 34」のシリーズは、ニュアンスある香りにクラクラ。ボトルも美しくて、「コレクションしたい」という野望も湧いてきちゃいました。(写真左から:キモナント オードパルファン、オー マージュ オードパルファン、オポネ オードパルファン 各100ml 24,000円)
銀座の真ん中で、ネイル、ボディ、フレグランスとクルーズして、美ボディへの道がコンプリートできる、“大人の美的遊園地”、GINZA SIX。こんな贅沢な時間が味わえるなんて、大人になってよかった!
Text : Nobuko Irie Photos : Azusa Hasegawa Edit : Yuka Okada
GINZA SIX EDITORS Vol.52
入江 信子
ビューティエディター。メーカー、出版社勤務を経て独立。『VOGUE』『VOCE』『Marisol』『et Rouge』などの雑誌にて美容記事を企画、執筆。広告分野でコピーライティングも行う。エイジングを意識する今日この頃、自らの経験を踏まえ、読者の身になった記事を心がけている。Instagram GINZASIX_OFFICIALにて配信中