GINZA SIX EDITORS
ファッション、ジュエリー&ウォッチ、ライフスタイル、ビューティ、フード…。各ジャンルに精通する個性豊かなエディターたちが、GINZA SIXをぶらぶらと歩いて見つけた楽しみ方を綴ります。
男性目線のGINZA SIXビューティクルーズ A GINZA SIX Beauty Foray from the Male Perspective
加藤 智一
銀座に行くたびに、必ず立ち寄るGINZA SIX。ラグジュアリーな空間ながら落ち着いた雰囲気が漂う7Fのグラン・クリュ・カフェで打ち合わせしたり、B1Fでおもたせを購入したりと、フル活用していますが、実は、美容男子やおしゃれ男子にとって、楽しめるスポットも数多く揃っています。
男性でも美容&グルーミング体験ができたり、仕事の合間にスイーツでリフレッシュしたり、女性にビューティギフトを購入したりと、オンオフ問わずに活用できる場所なのです。
まず向かったのは、B1Fのビューティフロアに位置するSHISEIDO。意外と知られていないのが、こちらで受けられる男性向けのグルーミングレッスン。肌タイプに応じたスキンケアの選び方はもちろん、眉毛の描き方や、目の下のクマを隠す方法まで丁寧に教えてくれます。
特に、ビジネスマンにおすすめしたいのが目の下のクマ消し。筆ペンタイプのファンデーション、というべき“コンシーラー”(写真上から:資生堂 シアー アイゾーン コレクター 3,600円、資生堂 ホワイトルーセント オンメーキャップスポッツ コレクティング セラム 4,200円 ※以下全て税抜価格)を使うと、あっという間に目の下のクマが隠れる! 同僚から「今日は疲れてる?」なんて心配される男性ほど活用してほしいアイテムです。
眉毛は“描く”と“ぼかす”がセットになった、資生堂 アイブロースタイリングデュオ(写真下:3,000円)が便利。男性スタッフも2人在籍しているので、ぜひレクチャーを受けてみてください。
続いて訪れたのは、SUQQU。“顔筋マッサージ”で知られているブランドですが、こちらのチーフの吉澤勇気さんは、“予約三か月待ち”というゴッドハンド!
表情を見ただけで、その人の顔筋バランスや表情筋の状態がわかってしまうという審美眼の持ち主でもあるため、今回訪れた時も「季節の変わり目で、なんだか顔がむくむ…」という症状を目視でピタリ確認(笑)。むくみを解消する手技を教えていただきました。
肌に余計な摩擦がかからない、スック マスキュレイト マッサージ&マスク クリーム(200g/10,000円)は必須です!
ビューティフロアを楽しんだ後は、2Fに移動。友人へのビューティギフトを購入するために、ジョー マローン ロンドンへ。店頭から店に入り、正面奥にディスプレイされていたのは、希少茶をイメージしたレア ティー コレクション。
肌に寄り添うような、繊細でなめらかな香りはうっとりするほど上質。私はこちらのコレクションではシルバー ニードル ティ コロンを愛用していますが、かすかなフローラルに、セージやムスクが加わった香りは、透明感と色気のバランスが絶妙で素敵です。
そんなフレッシュな香りを楽しみつつ、女性の友人へのギフトとして選んだのは、ガラスのデカンタにはいった、ライム バジル&マンダリンのバスオイル(200ml/12,000円)。バスルームいっぱいにシトラスやグリーン、マンダリンのみずみずしさが広がる芳醇さで、思わず深呼吸したくなる香りです。ホテルスパを楽しんでいるような気分になれます。
こちらにジョー マローン ロンドンが提唱する、特別な日に限らずとも“さりげないギフト”を、との気持ちが込められた“Just Because”のラッピングを施してもらいます。ラッピングを待っている間は、商品を知り尽くしたスタッフによるハンド&アームマッサージもおすすめ(無料)。ボディ&ハンドウォッシュを使って腕や手を洗った後、ボディクレームでマッサージ。さらにコロンで香り付けをする3ステップは、ラグジュアリーなフレグランスブランドならではの至福の体験です。
さらにおもたせが揃うB2Fのフードフロアでは、パリ発のフレーバードティーショップ、ベッジュマン&バートンへぶらり。紅茶好きな友人へのギフトとして、シーズン限定の茶葉を探しに。
夏にぴったりの茶葉として、中国緑茶と柑橘系を組み合わせた、さっぱりとした口当たりのプーチキンヴェール(70g/1,900円)を購入。自分用にはアールグレイ フィネストを。もともと、紅茶のなかではアールグレイが最も好み。普段からいくつかの紅茶ブランドをロンドンからECサイトで直接購入しているほど愛飲していますが、こちらにはホワイトチップという新芽がブレンドされているため、香りと風味が華やか! さすが“アールグレイの王様”という名を冠しているだけあるフレーバーです。鉄瓶のティーポットで楽しみたいと思います。
そして、ビューティクルーズの最後にオーダーしたのが、人気No.1のフレーバードティー、エデンローズを用いたソフトクリーム、エデンローズ ソフトクリーム(463円)!
ひとくち含むと、バニラやベルガモット、ラベンダーの香りが鼻をくすぐる、至福のひと時に…その高揚感に包まれたまま、今回のビューティクルーズは完了。友人へのギフトを手に、人で賑わう目抜き通りへと向かいます!
Text:Tomoichi Kato Photos:Hidehiro Yamada Edit:Yuka Okada
GINZA SIX EDITORS Vol.44
加藤 智一
美容ジャーナリスト。1973年東京都生まれ。ハースト婦人画報社『25ans』編集部をはじめ、多くの女性誌の美容担当を経て独立。現在は、女性誌・男性誌のほか、さまざまな媒体で執筆。著書に、「思わず触りたくなる美肌をつくる身だしなみメイク」や「お洒落以前の身だしなみの常識」(ともに講談社)がある。Instagram GINZASIX_OFFICIALにて配信中