MERCER bis GINZA
とことん愛らしく、どこまでも美味！生キャラメルシフォンケーキの専門店

ニューヨークのソーホー地区にあるマーサーストリートといえば、ブランドからセレクトショップ、カフェなど、高感度な店が連なる通り。そこに集うハイセンスなクリエイターやアーティストが、カジュアルに、でもリッチに、お酒や食事を楽しめる場所をイメージして2007年に創業されたのが「マーサーカフェ」だ。そのセカンドラインで話題のシフォンケーキ専門店「マーサー ビス ギンザ」が３月17日にGINZASIXに初お目見え。

シックなグレーの大理石の壁にマットな真鍮といったスタイリッシュな店構えにひと際輝くのは、アイコニックなシフォンケーキ！　中心に穴が空いたいわゆるシフォンケーキ型の生地には、真っ白い生クリームがラップされ、その上からは今にも滴り落ちそうな、たっぷりかかった愛くるしいキャラメルソースがとろり。香ばしいアーモンドスライスで彩られた、どこからどう見ても“かわいい”シフォンケーキは人気の定番アイテムだ。

〈定番のキャラメル 3,200円（2〜4名用 Lサイズ）・850円（ひとり用）〉

「食事の一番最後に食べるデザートにこそ、サプライズと愛を」。創業者のそんな想いとこだわりが詰まったシフォンケーキは、もともとの大きいサイズからGINZA SIXで販売される小さいサイズまで、食べたときのボリューム感はもちろん、何度も改良を繰り返しながら、この完璧なバランスにたどり着いた。

〈左：クッキー＆カカオクリーム　右上：ピスタチオ　右下：カシスオレンジ　 価格未定（すべてひとり用）〉

縦、横、高さは考え抜かれた黄金比率、ソースのたれ方やたれた先の丸みにいたるまで、ランダムに見えて実は計算済み。生クリームもソースをよりおいしく立体的に見せるため、あえてツノを立てている。すべては“かわいい”を追求した結果なのだとか。

さらに、女性だけでなく男性も、手土産や自分へのご褒美に買って持ち運べるようにと、箱や手提げ袋はキーカラーの黄色を効かせ、シンプルかつキャッチーに。

〈イエローが印象的なボックス〉

卵白のみ、国産の米粉を使ったもっちもちの生地に、大きめのフォークをふわっと入れ、甘さ控えめのたっぷり生クリームと、ほろ苦いキャラメルソースを絡めて食べる贅沢さはまさにジェンダーレス！
“かわいい”というサプライズを贈るのにぴったりの逸品だ。

Tea Forté
MoMA出身のデザイナーが手がけるNY発、目でも楽しむ紅茶の美術品

ピラミッドのようにすっくと立った直線的なフォルムから、ちょこんと飛び出た愛くるしい葉っぱ。キュートでスタイリッシュ。ティーバッグの概念を覆すこの姿に、アメリカの某ビジネス誌は「紅茶界のランボルギーニ」と評したとか。

それもそのはず、デザインを手がけたのはニューヨーク近代美術館（MoMA）で活躍したデザイナー、ピーター・ヒューイット。紅茶を愛し、長い歴史のある紅茶文化をリスペクトしつつも、現代の暮らしに合うモダンなデザインで紅茶を楽しみたいという想いから、目でも楽しめるアートのようなティーバッグを考案。2003年、ニューヨークの展示会で出品されたこの紅茶は瞬く間に話題となり、パーク ハイアット ニューヨークや、マンダリン オリエンタル ニューヨーク、ザ ・リッツ・カールトン大阪など世界中のラグジュアリーホテルで扱われている。

優れているのは、デザインだけにあらず。このピラミッド型ティーバッグは、カップの中でお湯に浸しても形が崩れることなく、茶葉全体に湯が通りしっかりと葉が開く。そのため、厳選された茶葉本来の香りと味を逃すことなく楽しめる。また、シルクのような手触りの繊細なインフューザーは、一つひとつ手作業でつくられ、リーフ部分の紐は針金状で、カップのふちに引っ掛けることも可能。

遊び心と機能性に満ちたこのティーバッグ、箱にぎゅっと閉じ込められた姿も、森の木々のように立てて並べた姿も愛らしく“映える”こと間違いなし。

〈紅茶、緑茶、白茶、ハーブティーから、人気の高い10種類を詰めたアソート“ティーテイスティングシングル” 4,950円〉

茶葉は常時100種ほど（日本では50種ほど取り扱う予定）、季節によって限定のフレーバーやパッケージも登場するとか。さて、こちらの「ティーフォルテ」、これまではホテルなどへの卸売りが主軸で、各国にリアル店舗はほどんどなかった。4月5日にオープンのGINZA SIX店では、実際に茶葉を見て、香りをかぎ、わたし好みのフレーバーを選ぶことができる。美しいフォルムのポットなどをセットにして贈るのもおすすめだ。

〈ティーポット 4,950円 〉